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キャンピングカーで雪山を楽しむ!ガソリン2駆でもとりあえず大丈夫!?

こんにちは。COCOCAMP代表ゆうこです。

せっかくキャンピングカーを所有したなら、スキーにもキャンピングカーで行って楽しみたいですよね。

 

キャンピングカーであれば、前乗りの車中泊でも、暖かく快適な車内で過ごすことができるからです。

今回は、実際に新潟妙高の雪山に向かってみてどうだったか?記事にしていきたいと思います。

 

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1 キャンピングカーのスタッドレスタイヤ装着の苦労

キャンピングカーのスタッドレスタイヤは、特殊なサイズのため市販のオートバックスイエローハットなどではすぐには手に入りません。

オーダーして取り寄せることは可能ですが、キャブコンなどの車高がある車の場合、そもそも整備PITに入ることが出来きず装着が不可能なので受け入れてもらえないのです。

 

なので、普段から車検などを行ってもらう整備工場でタイヤを取り寄せて装着するか、インターネットなどで購入して、タイヤの装着をしてくれる場所を探すことが必要となります。

 

実はスタッドレスタイヤを履こうと思い立ったのが年末の12月26日で、タイヤ館などに聞いてもキャンピングカーサイズのスタッドレスタイヤが販売しいなかったので、急遽インターネットで探してダンロップのスタッドレスタイヤを取り寄せたのです。

実は・・・これが苦労の始まりでした。

 

タイヤは12月28日に届いたものの・・・

今度はタイヤへの装着作業を行なってくれる整備工場が見つかりません。

年末ということもあり、タイヤ館などは予定がいっぱいであるのと、そもそもPITに入るかもわからないなか、持ち込んで実際に入ったら作業ができるけど入らなければお帰りいただくと・・・

できたとして金額算定いただくと、かなりの高額を提示されてしまいました。

 

その後、ネット上からトラックの整備工場やタイヤ屋など約15〜20店舗ほど探しましたが、なかなか見つけることが出来ません。

最終的には、親切に教えてくれたタイヤ屋さんのアドバイスを受けて、国道沿いの年中無休でトラック整備を取り扱っているガソリンスタンドに電話確認し、設置可能ということがわかり事なきを得ました。

 

この時初めて知ったのですが、業界の通例を無視してはいけないということです。

整備工場でタイヤを購入しない場合、法外な金額を要求されたり、タイヤの装着事態を断られてしまうので注意が必要です。

 

2 スタッドレスはまちなかの乗り心地が向上し国道・高速での運転のしやすさの悪化

実際にスタッドレスタイヤ履いて見ると、元々のタイヤの柔らかさからなのか?空気圧の関係なのか??ふわふわした感じがあります。

 

強化サスにより揺れの収まりが早い改良をしているのですが、その分サスが硬いので突き上げるような衝撃をよく感じていたのですが、スタッドレスタイヤにすることで衝撃の吸収性は上がり、まち中の乗り心地は向上しました。

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しかしながら、走行を繰り返す中で気がついた事がりました。

それは、車体が風やスピードの影響受けやすくなってしまったのです。

 

この原因は、ビルダーさんはキャンピングカーの特性を良く理解していて、車体の安定性を向上させるために、純正のタイヤリム幅195から215ホイールを変えて販売しているのです。

 

納車時に純正の195のホイールとタイヤが返却されたため、そのリム幅195のブリヂストンのタイヤはタイヤ買取店に引き取ってもらい、余ったトヨタ純正ホイールにダンロップのスタッドレスタイヤを購入して装着しました。

 

 

元々がリム幅195が純正のタイヤなのですから、スタッドレスタイヤに履き替えるだけで特に問題ないと思いそうしたのですが、そううまくはいかず、強風や轍、スピードを出した時などの車両の安定性が格段に失われてしまったのです。

 

70〜80kmのちょっとスピードを出した状態で、トラックなどの追い越し車両や対向車あるとあおり風を受けて、一挙に車体の安定性が失われ、タイヤがよじれるような感覚が生じ右へ左へ、ゆらゆらとハンドルがとられる現象がたびたび起こりました。

 

これは、タイヤが柔らかいスタッドレスの影響も少なからずありますが、ビルダーさんに確認を取ると、実際にはタイヤ幅の影響が大きいとの事でした。

 

なぜキャンピングカーのタイヤリム幅を広げて販売されているか、その理由の確認にもなりました。ビルダーさんの研究や改良の努力により、最適なタイヤ幅で安定性を向上させているのですね。

実際に試すことで、タイヤ幅の重要性が身にしみてよくわかりました。

 

スタッドレス+リム幅195のタイヤ装着での走行だと、橋の上だけでなくトンネル通過時の対向車の風圧や追い越し車両の風圧でも揺れが生じるようになり、そのたびにハンドルの安定性が失われ、収まるまでに1〜2数かかりハンドルから手が離せないのです。

 

実際には、走行速度60~70㎞程度であればほぼ影響を受けませんが、80~90㎞の速度を出した場合、ふらついた状況が発生するため、ハンドルのリアクションに注意が必要です。

 

そして、実際に雪山での走行にも影響がありました。

登坂能力等に問題は感じませんでしたが、雪の上はどうしても轍の上を走行することになってしまいます。

それによって、轍のある雪の上の走行した時に、ゆらゆらと揺れる感覚とハンドル操作の安定しが失われ、雪の山道の走行には恐怖を感じてしまいました。

 

この現象をビルダーさんに確認すると、トラックベースのため後輪が前輪よりも外側に設計されており、轍の上を通る際にどうしてもタイヤの通る位置が異なることで、轍の影響を受けやすくなり生じる現象で一般的との事。

 

つまり、キャンピングカー(キャブコン)でスタッドレスタイヤを履くなら、リム幅215のタイヤでないと、安定性が大幅に失われてしまうことがわかりました。

 

3 雪山での快適性

キャンピングカー(キャブコン)でスキー場に行った場合「一般車両と比べてとても快適ですよ」と販売の方から伺っていました。

 

実際にスキー場に行ってみて・・・

とっても快適でした!!

 

なんといっても、FFヒーターの効果が大きいです。
外の温度がマイナスでも、室内の温度は20℃以上に簡単に保てます。これは、一般の車のエアコンでは出来ないパフォーマンスの一つです。

 

ちょっと体を温めたければ、車内でお湯を沸かして飲むことも広々とした車内でリラックスして時間を待つことができるし、広々とした空間で着替えも楽々でした。。

 

4 雪山で注意すること

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雪山で注意することとして、もし車中泊する際は、FFヒーターの排気口が雪で埋まらないか細心の注意を払う必要があります。

 

なので、キャンピングカーのYouTubeなどを見ると、雪が降っているときは雪かきをするか、最終的にはヒーターを止めて就寝する方が多いみたいです。

ただ、排気ガスが暖かいので30㎝ぐらいの降雪であれば、事前に雪かきしておけば、排気の熱で溶けて特に排気口が覆われる事はなさそうです。

 

あとは屋根に雪が積もりやすく、積もった雪を落とさず走行することは危険な行為なので、屋根の雪下ろしを考えなければなりません。

予期せぬタイミングで路面に雪が落ち、後続車のフロントガラスにぶつかって視界が妨げられたりなど、思わぬ事故につながってしまいます。


とくに長野県では「除雪をしない状態での運転」は、なんと反則金の対象になるのそうですので、雪おろしを考えた対策をとる必要があります。

 

「キャンピングカーで雪山を楽しむ!ガソリン2駆でもとりあえず大丈夫!?」まとめ

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キャンピングカーで行く雪山は最高に楽しいものです。

道中はみんなで楽しく過ごし、スキー場について待っている時間も温かく過ごすことが出来ます。

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しかしながら、道中の運転やFFヒーター排気口の保護、屋根の雪下ろしなど、いくつかの点で注意が必要です。

 

なかでも一番の問題は、タイヤリム幅やスタッドレスタイヤの選択が大切です。

今回、自分自身で判断だけでなく、ビルダーさんなどに相談しながら適切なタイヤを選択することで、ガソリン車の2駆でも十分雪山を乗りこなすことが可能なことがわかりました。

 

せっかく購入したキャンピングカーを最大限楽しみつつ、安全安心第一の準備で雪山に向かいたいですね。

 

事故が起きてしまっては、せっかくの楽しい旅行も一瞬で悪夢に変わってしまいますから。