こんにちは。ココキャンプです。
新型コロナウイルスの影響も少なくなり、友人や仲間と出かけたいというニーズの高まりから、多くの人が乗れ・寝ることができるキャンピングカーを利用したい問い合わせが増えてきています。
皆様に喜んでいただけること、使ってもらえることを考えてレンタルを開始したのでうれしい限りです。
ただ、キャンピングカーを初めて利用する方がほとんどなので、車の特徴や注意点を知らない方がほとんど。
そのため、キャンピングカーを利用してみたいと考えている方に向けて、14の注意点をまとめていきます。
この記事を書く人
COCOCAMPレンタルキャンピングカー
代表ゆうこ
保育士・幼稚園教諭の資格を持ち、卒業後,中国の幼稚園で勤務、帰国後日本でも保育園と幼稚園で勤務後、結婚し、夫・長女(10)・長男(9)の4人家族です。
現在は、
令和元年に会社を設立し、WEBマーケティング・インスタグラム運用、カーシェア・レンタカービジネス、化粧品販売ビジネスなどに携わています。

1.レンタルキャンピングカー利用の14の注意点
車両によって異なりますが、ナッツRVのキャブコン・クレソンジャーニーでは、以下の注意点が挙げられます。
利用の際の14の注意点
- 車両の高さ
- 車両の幅
- 排水タンク容量
- 電子レンジとエアコンの同時使用
- 入口ドアの網戸の破損
- バッテリー残量
- スピードの出しすぎ
- 加速
- 風の影響
- 制動距離が長い
- ガソリンの給油口は鍵開閉
- ナビとの相性に注意
- 宿泊場所に注意
- 車両は大きいけど普通車
以上を解説していきます。
COCOCAMPでは、インスタでも情報発信しています。
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①車両の高さ
トヨタのカムロードをベース車両としたキャブコンは、概ね3m程度の高さがあります。
ビルダーさんによっては、高さを2.75mと極力抑えた仕様のPuppyという車両もあります。興味がある方・購入を検討されている方は下記のサイトを参照してみてください。
Puppy:http://www.camperatsugi.com/
この3mの高さが影響を及ぼすものとして、
- 駐車場やドライブスルーのゲート屋根
- 立体駐車場
- トンネル
- 道路上の標識
- 道路に突き出した樹木
などがあります。上記について少し解説します。
【駐車場やゲート屋根】
入口の料金機の上には、お札などが濡れないように必ず屋根が設置されています。
一般車両であればなんの問題もありませんが、キャンピングカーの場合はそうはいきません。そのまま入ろうとした場合、ゲート屋根にあたってしまうのです。
車両の安全を守るためにも、避けるか、ゲート屋根の高さを確認して入場するなどの対処をする必要があります。
【立体駐車場】
キャンピングカーは基本立体駐車場に入ることはできません。そう思っていただくことが安全です。
大きな施設であれば、一階部分にバスなどが入れる場合も稀にありますが、ほぼそういった施設はありません。
立体駐車場は駐車対象外として、平置き駐車場を探しておくことが必要です。
【トンネル】
普通車の場合、トンネルの高さを気にされたことは無いでしょうが、高さ規制が2.75mなど3m以下のトンネルに遭遇することが稀にあります。
その場合、Uターンするしかないので、細い道などを走っている際は注意しましょう。
【道路上の標識】
道路上には、横断歩道・速度制限・駐停車禁止など、様々な看板が設置されています。
看板をよーく見てみると、トラックなど、車高が高い車が接触している痕跡があることに気が付きます。
どーです看板が折れ曲がっていたりするのに気が付きましたか!?
キャンピングカーも同様ですので、看板を見かけたら、少し大きめに逃げることを意識したいところです。
【道路に突き出した樹木】
走行していると、道路に突き出した管理されていない樹木に多々遭遇します。
スペースがあれば、大きく迂回して避けることも可能なのですが、状況により、避けることができない場合もあります。
そんな時は、少しでも車両のダメージを減らすように、減速して通行するしかありません。
②車幅
クレソンジャーニーの車幅は、カタログ上2.08mです。
それほど広い幅ではないですが、車両本体よりも、シェル架装部分が広がっていることへの配慮が重要です。
車両規制のポールや内輪差でボディーを損傷するリスクがありますので、車幅感覚をつかむまでは、安全運転を心がけましょう。
③排水タンク容量
排水タンクは、汲んだ水を捨てる量の18ℓのタンクしか搭載していないため、ペットボトルの水などを捨て続けると溢れてしまう可能性があります。
長期の旅行だと、排水が腐る可能性もあるので定期的な処分が必要です。
④電子レンジとエアコンの同時使用
車載の電気系統は、大きな電力負荷をかけるとブレーカーが落ちてしまいます。
想定されるケースは、エアコンと電子レンジを同時使用するとブレカーが落ちてしまい、最悪ヒューズが飛んでしまいかねません。
電気系統へのダメージも考えられますので注意が必要です。
⑤エントランスドアでの網戸の破損
夏場になると虫も増えるため、窓を開けっぱなしにすることができません。
そんな時に役立つのが、すべての窓に設置されている便利な網戸です。
ただし、エントランスドアで使用する時は注意が必要で、ドアが風により簡易ロックが外れることで網戸を破損してしまうことがあります。
シェル架装部分に、引っ掛け式のドアロック装置が取り付けられているので、忘れずにしっかりと固定することが重要です。
⑥バッテリー残量
鉛バッテリーは、残量が50%を切ってきた際には注意が必要です。
鉛バッテリーの特性上、電池残量が50%を切ってくると、劣化が進みやすくなり,警告音が鳴ったり、使用上の機能に支障が出始めます。
電気を大量に使用する場合でも、最悪40%を下回らないように。
最悪40%を切りそうな場合は、早めに外部電源に接続するか、ポータブル電源の使用などへの、早めの切り替えが必要です。
⑦スピード
キャンピングカーは、制動距離も長くなりがちです。
高速道路でも、スピードは80~90km程度で抑えた走行に努めましょう。特に、スタッドレスタイヤは安定性が低下するので、70km以下がベストかと思います。
車間を広くとり制動距離を考えて、フットブレーキだけでなく、意識的なエンジンブレーキの使用がおすすめですね。
⑧加速
キャンピングカーは様々な機能を搭載いるため、車両重量が重い車です。
車両重量があるため、登坂車線がある上り坂ではまったくスピードがあがりません。
また、高速道路などの合流ポイントでも、思ったよりもスピードが上がらないため、注意を払わないと追突の可能性が高まります。
余裕をもった車間で運転することが重要ですね。
⑨風の影響
車高があるキャンピングカーにおいては、対向車線の車の風圧・橋の上での横風・トンネル内の風圧などで、普通自動車ではさほど影響がなかった風でも大きく影響を受けます。
風にあおられ、ハンドルが大きくとられることで横転の危険性が高まります。
スピードを出しているほどその影響が大きくなるため、両手でハンドルをしっかりと握って操作する必要があるのです。
⑩制動距離が長い
キャンピングカーは車両重量が重いため、荷物を載せたトラックと同様にブレーキが利きずらいです。
車間を広めに取る、エンジンブレーキを使うなどの工夫をしないと、事故につながる可能性が高まります。
2速や1速へのシフトダウンを行い、エンジンブレーキを駆使した運転を心がけましょう。
⑪ガソリンの給油口は鍵開閉
普通車など通常の給油口のハッチのカギは、車内から開けるものが一般的です。
そのため、キャンピングカーの給油の仕方についてちょっと焦ってしまいます。扉には鍵がかかっておらず、給油口の蓋に鍵がかかる仕組みだからです。
給油口への扉を開き、給油口の蓋に鍵をさして回すことでロックが外れ、ようやく給油口を開けることが可能となります。
開けることは意外と簡単なのですが、閉めるときに、蓋の凹凸が合わず苦戦する方がいらっしゃいます。
焦らず凹凸の向き、大きさを確認して挿入することで鍵を閉めることができます。
レンタルした際に、締めるのに苦労してか、鍵をかけず蓋を載せただけで返却される方を見かけます。
蓋に鍵がかかっていないと異物を混入される恐れもありますので、必ずしっかりとして頂きたいと思います。
⑫ナビとの相性に注意
ビルトイン型の車載ナビであれば、ゼンリン地図の情報などが取り込まれているため、行き止まりや細い道などを避けて案内してくれます。
ただし、トンネルの高さまでは考慮されていないので、車高が3m程度あるキャンピングカーは注意が必要です。
特に、グーグルナビなどを使用して目的地を目指す場合は注意です。
速達性だけを追求しているため、ナビの道順通りに進んでいくと狭くて通行が大変だったり、階段だったりすることも。キャンピングカーは幅が広いのでUターンなど大変な苦労をしてしまいます。
極力、車載ナビで目的地を目指すことをおすすめいたします。
⑬宿泊場所に注意
キャンピングカーであってもどこでも寝れるわけではありません。
サービスエリアや道の駅等は、仮眠は認められていますが、宿泊となると認められていられないところがほとんどです。
もちろん、厳密に仮眠と宿泊の線引きはできないので難しいところですが、モラル的には良くありません。
もちろん、地域によっては認められたエリアが確保されていたりもしますが、コンビニなども勝手に占有してしまうことは認められていません。
宿泊する際は宿泊可能な場所なのか?よく確認して行う必要があります。
⑭車両は大きいけど普通車
車両の大きさは感じるものの、キャンピングカー自体は普通自動車の扱いであることを知っておく必要があります。
高速道路や駐車場で料金区分がありますが、中型や大型といった区分では無いので、必要以上の料金を支払わないように注意が必要です。
稀に、高さにより入場するだけで、中型・大型を判断されてしまい高額な定額料金を請求されることがあります。
機械的に処理されてしまったからと言ってあきらめず、受付に行けば普通車に修正してもらえます。
キャンピングカーは普通車としっかりと理解しておきましょう。
2.「キャンピングカーの利用で注意すべきこと」まとめ
今回は、キャンピングカーの乗り始めや、レンタルした際に知っておく注意すべきこと14つまとめてみました。
ポイントを再確認すると、
①高さ
②車幅
③排水タンク容量
④電子レンジとエアコンの同時使用
⑤入口ドアでの網戸の破損
⑥バッテリー残量
⑦スピード
⑧加速
⑨風の影響
⑩制動距離が長い
⑪ガソリンの給油口は鍵開閉
⑫ナビとの相性に注意
⑬宿泊場所に注意
⑭車両は大きいけど普通車
以上の14点になります。
キャンピンカーは、普通車とは異なる多くの注意点がありますが、事前に知っておくこと対応可能です。
みなさんに効果的に利用していただくために、再度ポイントをご確認していただき、キャンピングカーを使用する機会にはストレスなく、楽しんで過ごしていただきたいと思います。
キャンピングカーは利用した方なら感じることですが、アクティビティにも普段使いにも相性バッチリの最高のツールです。
ぜひ、レンタルしてみてください!!
では。