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【 徹底解説 】キャンピングカーの種類と特徴・その使い方

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こんにちは。COCO CAMP代表のゆうこりんです。

 

皆さんはキャンピングカーといえば、どんな車両を想像されますか?

一般的なイメージは車高が高く、大きくてテーブルもベッドもキッチンもトイレも付いている、豪華な車両を想像するのではないでしょうか。

 

そこで今回は、どのような「キャンピングカー車両」があるのか?その種類や特徴、使い方などをまとめていきたいと思います。

 

【目次】

1.キャンピングカー白書によるキャンピングカー比率

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キャンピングカー白書によると、キャンピングカー比率でいちばん多い車両は、「普通の外観で車中泊仕様」のキャンピングカー(8ナンバー以外)で、37%のシェアとなっています。

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2番目に多いのは32%のシェアで「バンコン」、3番目はそれほど差が無く28%のシェアで王道の「キャブコン」となり、この3つでキャンピングカーシェアの大部分を占めています。

 

「バンコン」は、この後も説明しますが、ワンボックスやミニバンタイプをベースにしていて、外観の一部や車内を大きく改装したキャンピング車両になります。

つまり、キャンピングカーと言われる車両のうち、見た目がほぼ普通車と変わらない「バンコン+8ナンバー以外」を合わせると70%を占めているのです。

ちょっと、意外と思われるかもしれません。

 

実際、見た目が普通車のキャンピングカーが普及する理由としては、リーズナブルで敷居が低く導入しやすいことです。金額は「キャブコン」の約半額で購入する事ができますから。

 

車両で「寝るだけ」と割り切ることで、リーズナブルな車中泊仕様のキャンピングカーを手に入れられます。

 

2.キャンピングカーの種類と特徴

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さて、初めてキャンピングカーを利用してみたい方や、購入を検討している方であれば、どんな種類があってどんな車両を選べばいいのか悩むはずです。

 

ここでは、キャンピングカーの車両ごとの特徴やメリット・デメリット、価格相場について、解説していきます。

 

〇キャンピングカーの種類

キャンピングカーには大きく6つの種類があります。

  1. フルコン
  2. キャブコン
  3. バスコン
  4. バンコン
  5. 軽キャンパー
  6. 牽引式キャンピングトレーラー

それぞれ車体の大きさや車内の装備、価格、機能性もさまざまで、用途や利用する人数に合わせてキャンピングカーを選びたいところです。

 

①フルコン(フルコンバージョン)

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フルコンとは、専用のフレームやエンジンを用いて一から作られたキャンピングカー車両で、キャンピングカーの最高峰となる、走行性能が良いだけでなく自宅と変わらないような快適性を得る事ができます。

 

【フルコンのメリット】

フルコンは、走行性も居住性も優れているのが大きなメリットです。

 

キャンピングカー専用に設計し作られたフレームやエンジンを使用しており、車高が高く重いキャンピングカー車両でも、安定した走行が期待できます。

 

移動中・停車中関係なく快適に過ごせるように作られているので、長時間の移動でも振動などのストレスを感じにくく、理想の走る家といった感覚になる一台です。

1度内覧したら欲しくなること間違いなしです。

 

【フルコンのデメリット】

フルコンは、キャンピングカーのためにすべてを一から作るの海外からの輸入が多いので、価格が高額になるのがデメリットです。

 

また、大きい車体は日本の狭い道路に合わないため、高速道路や国道・県道といった比較的大きな幹線道路しか走ることができません。

多くのキャンプ場やRVパークでの利用は難しく、制限が多いものとなってしまいます。

 

海外の車両が多いので、故障した場合は修理に時間がかかってしまうなど、取り扱いには注意が必要です。

 

【フルコンの価格相場】  

フルコンは、標準的な装備のものでも一台1,500万~2,000万円と高額です。

普通のキャンピングカーではもの足りず、さらに上質なものを求める方に向いている車両といえます。

 

②キャブコン(キャブコンバージョン)

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キャブコンとは、トラックの運転席部分を残して、荷台部分に居住空間となるボディーを乗せたキャンピングカー車両です。

 

みんなが想像される「キャンピングカー」という代名詞のフルコンに比べて、リーズナブルでありながら、十分な居住空間と快適性を確保し、一般道もほぼ問題なく走破することができます。

 

現在売られているキャブコンは、トヨタのシングルタイヤのカムロードがベースの車両です。今後カムロードは、トヨタの仕様変更によりダブルタイヤのみの販売となるので、車両価格が現在より上がってしまいます。

 

【キャブコンのメリット】

キャブコンは、フルコンほどではありませんが、十分な居住空間を確保できて、くつろいだり宿泊の際の快適性が高いことがメリットです。

 

一般の駐車場にも停められるような車格で制作されているので、所有する際も駐車場などの問題が無く不安が少ないのも大きなメリットです。

フルコンに比べたらすべての設備がコンパクトにはなりますが、十分な機能があります。また機能を取捨選択することで、広さを確保しつつニーズにあった車両を作りだすことが可能です。

 

フルコン・キャブコンの両方とも、キャンピングカーのボディに断熱材がしっかりと入っているので、冬でも夏でも快適に過ごせるのも大きなメリットとなります。

 

【キャブコンのデメリット】

キャブコンは一般車両より車高が高いため、高さ制限のある立体駐車場やトンネルなど困る可能性があります。

 

また、車体の重心が高いため安定性に欠け、横風の影響を受けやすいというデメリットがあるため、スピード上げて走行することはおすすめできません。

一般的には80kmと言われていますが、速度を超過するのも一時的な90〜100km程度までが安心して運転できる速度となります。

 

【キャブコンの価格相場】  

キャブコンは一般的に600万~1,000万円程度で販売されています。今後はベース車両がカムロードのダブルタイヤとなるため、1,000〜1,500万円となることが想定されています。

 

車幅もそれほど気にならずどこでも行きやすいので、子育て世代が所有すれば、多くの楽しみ方ができるおすすめの車両です。

 

③バスコン(バスコンバージョン)

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バスコンとは、バスやマイクロバスなどをベースにしたキャンピングカーです。

 

バスの内装をキャンピングカー仕様に作り変えているので、ゆったりと奥行きのある居住空間があることが特徴になります。

もともとバスは多くの人を乗せて走る車両のため、キャンプ車両として多くの設備を搭載しても重量の問題もなく、安定した走行性能が期待できます。

 

【バスコンのメリット】

バスコンは車体が大きく居住空間を広く取れるので、大人数でも問題なく利用できるのがメリットです。

また、バスの走行性能のそのままで走行性も高く、移動中も快適に過ごすことができます。

 

フルコンと同様に広い空間を確保できるため、大家族や多くの友人と一緒に旅行する人には最適となります。

 

【バスコンのデメリット】

バスコンで多く利用されるマイクロバスでも車体が6~7mと長く、運転にある程度の技量が必要になります。

 

フルコン同様に一般の駐車場にはほぼ停められず、バス専用のスペースを探す手間がかかったり、使用しない時も広い駐車スペースが必要になるのがデメリットです。

 

【バスコンの価格相場】  

バスコンの多くは1,000万~2,000万円程度で販売されています。

大人数で利用したい方や、より広い空間を確保したい方におすすめの車両です。

 

④バンコン

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バンコンとは、ハイエースなどのバン・ワンボックスをベースにしたキャンピングカーで、外観はそのままに内装だけをキャンピングカー仕様に作り変えており、アウトドアだけでなく普段使いも問題の無い車両です。

 

【バンコンのメリット】

バンコンはバンやワンボックスカーをそのまま作り変えるため、運転のしやすさや走行性能の良さが最大のメリットです。

 

スピードも出しやすく、長距離の移動でも一般車両と変わらない走行性能のため、普段使いとアクティビティ使用と分ける必要が無く、導入しやすいメリットがあります。

 

【バンコンのデメリット】

バンコンはキャブコンやバスコンなどに比べると広さが劣ることや、断熱材が無く断熱性能が劣るため、冬は寒く夏は暑くなりやすいです。

車中泊はできるものの、暑さ寒さに対する対策を取る必要があります。

 

また、室内空間は一般のバンの車両空間と同じスペースしかないため、大人数で利用するには狭く感じるというデメリットがあります。

 

また、室内で過ごすには車両高が低いため立って歩くことが出来ず、長時間過ごすには少しストレスがあるかもしれません。

 

【バンコンの価格相場】  

バンコンは300万~800万円程度とキャンピングカーの中でも手が出しやすい価格で販売されています。

 

初めてキャンピングカーを利用する方や、寝れるだけで十分と機能を絞って価格を抑えたいという方におすすめです。

 

⑤軽キャン

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軽キャンとは、軽自動車や軽トラックなどをベースにしたキャンピングカーです。

 

他のキャンピングカーに比べて価格が安く、気軽に楽しめることから最近人気を集めています。

 

【軽キャンのメリット】

軽キャンは、キャンピングカーのなかで最も価格が安い車両です。

また、車体がコンパクトなので運転が不安な方も問題なく利用できるというメリットがあります。

 

【軽キャンのデメリット】

軽キャンは、コンパクトがゆえに限られた装備しかつけることができません。

また、居住空間が他のキャンピングカーに比べて狭く、人と人との距離が近くなってしまうため、長旅では疲れが溜まってしまうというデメリットがあります。

 

【軽キャンの価格相場】  

軽キャンは100万~400万円程度と乗用車と変わらないような価格で購入可能です。

一人や夫婦など少人数で利用される方や、近場でアウトドアを楽しみたい方などにおすすめの車両です。

 

⑥キャンピングトレーラー

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キャンピングトレーラーとは、箱形の居住空間を車で牽引するタイプのキャンピングカーです。

エンジンなどはついていないため、走行の際は牽引免許や牽引車両が必要ですが、最近では取り回しの良さや、固定しなければ建築確認が必要ないこともあり、「ホテル」や「トレーラーハウス」「事務所」などとしての利用も増えています。

 

【キャンピングトレーラーのメリット】

キャンピングトレーラーは、目的地についた後は切り離して停車しておけるので、旅先で行動しやすいというメリットがあります。

キャビンを取り外すことで、自家用車が独立して使用できることもあり、使い勝手が良いのも特徴です。

 

気密・断熱性能も十分なうえ価格もリーズナブルなので、そのまま住宅に置いて子供部屋や隠れ家的に利用することも大きなメリットです。

 

【キャンピングトレーラーのデメリット】

キャンピングトレーラーは、走行中トレーラー部分に乗車することは出来ないため、牽引車両に乗車して移動する必要があります。

 

また、750㎏を超えるトレーラーになってくると、けん引免許が必要になるので注意が必要です。

特に、牽引は一般の運転と異なる運転技術が必要となってくるので、慣れるまでは、簡単に運転できないデメリットがあります。

 

【キャンピングトレーラーの価格相場】  

キャンピングトレーラーは大きさや内装にさまざまなタイプがあり、価格も200万~と幅広く用意されています。

400万円も出せば立派な内装のものを手に入れられるので、運転は難しいけど、宿泊のクオリティや多用途に使いたいという方におすすめの車両になります。

 

3.キャンピングカーの種類と特徴・その使い方|まとめ

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実は、私自身キャンピングカーをよく知る前のイメージと言ったら、とにかく車内が広く超豪華版のフルコンをイメージしていました。しかし、購入検討していた車体と自分のイメージとはかけ離れていたため、ガッカリしてしまったんですよね。

 

その後、お店の方から丁寧にメリット、デメリットを一つ一つ説明していただき、自分たちのニーズに合ったキャンピングカーがどのタイプなのか、知ることができ無事契約する運びとなりました。

 

初めてキャンピングカーを検討する場合、どんなものがあって価格帯なども気になる事かと思います。参考になれば嬉しいです。

 

所有して後悔しないためにも、それぞれの特徴を理解しながら、ご自身に合うものを選択していただきたいと思います。まずはレンタルなどをして、運転のしやすさや居住快適性などを体験してみることもオススメいたします。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。